「進化しすぎた脳」 池谷裕二

大脳生理学についてのエキサイティングな四回の講義。めちゃくちゃ面白い。中高生を相手にこれだけの分かりやすい講義をライブでやってのける力量は本当に大したものだ。「この講義を高校の頃に受けていたら人生が変わっていたかもしれない」と著者自身が自賛するのも頷ける。

豊富な知識や「最先端な感じ」は当然あるとしても、とにかく聞く人にとって何が面白いか/楽しいかを把握できる想像力に秀でているところが、この講義が面白くなっているポイントなのだと思う。人として羨ましすぎ。

おそらくこの本は近日中に買ってしまうでしょう。