「砂浜」 佐藤雅彦

だんご三兄弟湖池屋の数々のCM、バザールでござーるなどをプロデュースした人が、どんな本を書くのかと楽しみにしていたが…少年時代への憧憬に満ちた、とても清々しい本だった。子供の気持ち・感性・視点などを上手に忘れないまま大人になれたんだろうか、この人は。そういったものを忘れないで、なおかつ大人の知恵を身につければ、あのような秀でた作品群を次々と生み出せるのかもしれない。素晴らしい。