「しゃばけ」 畠中恵

妖(あやかし)と呼ばれる妖怪たちに守られながら暮らしている、病弱だが心優しい若だんなが主人公の時代劇。とにかく妖と若だんなの関係が微笑ましく、これは著者の発想の勝利だと思う。

なぜ手代二人の若だんなへの思い入れがあれほど強いのか、といったところがもう少し描かれていれば、もっと良かったようにも思う。が、それはシリーズの今後の作品で取り上げられるのかな?